―『幽霊学園』。

自分の学園にそんなベタな名前を付けた、中等部3年、月癒 水音(つきいえ みおん)。

「あ〜あ。…ったく、アレがないと明日の朝が始まらないってのに…。
 よりにもよって、あんな場所に忘れるなんて…!」

“忘れ物をした”という理由で水音は夜の学園に入り込もうとする。

「…ってか、なんで私がついていかないといけないんだよ…」

水音に無理矢理引っ張ってこられた、中等部2年、赤石 響(あかいし ひびき)。可哀相なツッコミ人。

「わ、私も忘れ物しちゃって…」

水音と同じ理由(微妙に違うが)で2人についていく、中等部1年、ハチャメチャ多重人格少女、神奈月 えりな(かんなづき えりな)。

午前1時の鐘と共に、3人は学園の旧校舎の中へ入っていった…。

そこに待ち受けていたのは、ベタ過ぎる程の怪奇現象…。


「…お前ら全員、呪い殺してやる…!!」


「あなた達全員、…死ぬのよ!!」


「アナタタチナンカ…シンデシマエバ…!!」




「…ほら、今近づいてきてる。」




果たして3人は、無事に忘れ物を取って帰って来れるのか…!?



「…ってかコレ…どっちかっつーとコメディじゃなかったっけ…?」





ホラー0.5%、ギャグ(?)99.5%のオリジナルボイスドラマ「幽霊学園の七不思議」。